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おいしく食べる

更新日:2019年11月22日


「おいしく食べる」ということの大切さを実感するようになったのは、子どもが思春期にさしかかった頃です。親に何も言わなくなり、何を考えているのか分からず、どう向き合ったらよいか戸惑いました。子どもはいつも何となく面白くなさそうで、学校をさぼったりしていました。


私は以前の職場の上司に相談し、しばらく仕事を休んで家にいることにしました。「何をしたいの?」と尋ね、「海を見たい」と聞くと、天草の誰もいない砂浜へ行ったりもしました。でも…子どもの状態は変わりません。こんな時、母親に何ができるというのでしょう? 私はどうしたらよいか途方にくれました。そして、子どもに「学校へ行きなさい」とは言わず、毎日「おいしいご飯」をせっせと作り、一緒に食べることにしました。山盛りのオムライス(これは本当によく作りました)、鶏の唐揚、とんかつ、牛丼、野菜炒めなどなど。お決まりのご飯がすすむメニューばかりです。しかし、いつしか子どもは元気になっていきました。


今では社会人となり、とても忙しい職場で働いています。過労で倒れていないか?ちゃんと食べているか?気になります。でも、少なくともご飯をしっかり食べていれば、大丈夫だろうと思っています。


「食べる」ことをあなどるなかれ! 誰にとっても、いくつになっても「おいしいごはん」とその食卓を囲む家族のだんらんは、健康の基、そして豊かで幸せな人生の大きないしずえだと確信しています。


#食事と健康 #食育 #食事の大切さ #食と心

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