熊本地震から来月で2年になります。時々、当時を振り返ることがあります。
前地震の翌日職場に行くと物品や書類が散乱していました。患者様がいつこられても良いように片付けをしました。大まかな片付けが済み、念の為に引き戸や棚にガムテープ貼ったりして落ちないように工夫もしました。
しかしこの工夫も本震には耐えられず、1回目以上に状態がひどくなっていました。そんな私達を支えてくださったのが、患者様からの言葉でした。
「ここが診療してて良かった」「あなたたちも被災しているのにありがとうね」「先生はじめ皆さんが無事でよかった」「家はなくなったけどあんた達の顔見て少し元気がでた」
涙されながら私たちを気遣ってくださるのです。このお言葉ありがたかったです。
院長をはじめスタッフ全員が被災しました。しかしみんなが、自分にできること、やるべきことを考え動いたからこそ、患者様から頂けた言葉だと思います。まだまだ復興中ですが、これからも患者様とともに頑張って行きたいです。